翻訳と辞書
Words near each other
・ 弐萬圓堂
・ 弐藤水流
・ 弑
・ 弑虐
・ 弑逆
・ 弑逆契約者ファウスツ
・ 弒
・ 弓
・ 弓 (姓)
・ 弓 (映画)
弓 (楽器)
・ 弓 (武器)
・ 弓(ゆみ)状
・ 弓、弧
・ 弓あきら
・ 弓そり緊張
・ 弓なり(そり)緊張、後弓反張、強直性発作
・ 弓なり緊張
・ 弓の清水
・ 弓を引く


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

弓 (楽器) : ウィキペディア日本語版
弓 (楽器)[ゆみ]
音楽においてとは、擦弦楽器をこするための器具を言う。
ふつう、木製の棹に馬尾毛を張って用いる。楽器により、短いものでは10センチ程度から、長いものでは日本の胡弓の1メートル近いもの (棹の長さ) まで、様々な長さがある。また、馬尾毛以外にガット糸、シュロ毛を用いるものもある。
現代のヴァイオリン属の楽器にあっては、木で作られ、両端に馬の尾の毛を渡して張力を持って張っているが、その木の形は武器の弓のようなC字形ではなくΣ字のように逆向きに湾曲している。現在のスタイルになるまでに、イタリアのコレッリが毛を強く張るよう改良し、更にタルティーニ、19世紀フランスのトゥールトなどにより改良が加えられ、完成された。
木材の材質には、良質の弓にはブラジルボク(フェルナンブコ・フェルナンビーコ・ペルナンビーコなどとも)が使われる。ただし良質の木材は近年枯渇気味といわれ、近年では炭素繊維強化プラスチック製の弓が増えつつある。
より古い楽器や西洋以外の擦弦楽器の弓はC字形をしているものが多い。
和楽器である胡弓の弓は非常に長く、また毛の量が多く、しかも緩やかに張る。弓の棹は逆向きにやや反っている。これは江戸時代初期の音楽家八橋検校の改良によるもので、その後は更に長くなった。八橋による改良以前は短く少量の毛を強く張っていた。現在でも民謡で用いる胡弓ではそのような弓を使用する。
馬の尾の毛の部分で楽器の弦をこするが、毛だけでは摩擦力が不足するため、松脂を塗る。
なお、弦楽器ではなく、を弓でこすって演奏する音楽もある。
また、楽弓はそれ自体音を出す一種の弦楽器である。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「弓 (楽器)」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.